SH工法の特徴
Peculiarity
SH(Seya's Horizontal Method)及びSHミニ工法は水平ボーリング方式(二重ケーシング式)で鋼管を推進し、貫通後、
管内に調整スペーサーを取付けた本管を布設し、空隙を充てんして目的に合った種々の管路を築造する工法です。
管内に調整スペーサーを取付けた本管を布設し、空隙を充てんして目的に合った種々の管路を築造する工法です。
軟弱地盤から祖石・巨石混じり土、岩盤迄、推進対象土質の適応範囲が広い。
既設マンホール、既設シールドトンネル等へ直接到達させることが出来る。
発進立坑では、通常支圧壁を必要としない。
調整スペーサーの使用により、布設本管の仕上がり精度がよい。
本管は、二重菅構造(さや菅方式)により漏水が無い。
地中障害物(松・PC等の杭および鋼矢板の存置された山溜材)が切断できる。
障害物切削
Obstacle cut
推進工法を選定する際、重要な要素となるのが地中障害物の有無です。
推進工事における障害物とは、流木・コンクリート・鉄等の事を指します。ここ数年では、沿岸部付近・水路の基礎杭・到達マンホール付近・埋立地(コンクリガラ・タイヤ・自転車)等、障害物が多い箇所での施工依頼が増加傾向にあります。また事前調査が難しい軌道下横断工事等において、SH工法が安定した頻度で採用されているのも信頼へつながっている要素の一つです。どんな障害物も全て切削し、推進距離を比較的伸ばせる(50m程度)ことはSH工法の強みなのです。
推進工事における障害物とは、流木・コンクリート・鉄等の事を指します。ここ数年では、沿岸部付近・水路の基礎杭・到達マンホール付近・埋立地(コンクリガラ・タイヤ・自転車)等、障害物が多い箇所での施工依頼が増加傾向にあります。また事前調査が難しい軌道下横断工事等において、SH工法が安定した頻度で採用されているのも信頼へつながっている要素の一つです。どんな障害物も全て切削し、推進距離を比較的伸ばせる(50m程度)ことはSH工法の強みなのです。
施工の流れ
Flow
-
取込制御装置を
用いない施工 - 取込制御装置を
用いた施工
Patern 1
取込制御装置を用いない施工
Patern 2
取込制御装置を用いた施工
推進機設置及び1本目(偏芯先導菅)を設置します。
推進機設置及び1本目(偏芯先導菅)を設置します。
鏡を切断し、推進開始。
鏡を切断し、推進開始。
1本目推進完了後、ケーシングロッドを切り離し、推進機本体を後退させます。後継管(2本目以降)を接続し、更に推進。この作業を目標に到達するまで繰り返します。
1本目セット後、ケーシングロッド・鋼管内に水を注水し満水にする。(推進機後ろの水圧バランスのホース内を水位の位置まで水で満水にする)
推進完了(到達)
シャッターを開き水圧で地山を抑えながら推進を開始。
ケーシングロッド及び偏芯管を回収します。
(ケーシングロッドは発進立坑まで引抜き回収します。)
押切後、シャッターを閉じて水を抜き、排土作業を行う。この時、先端はシャッター板がある為、地山を取り込まずに排土する事が可能。
さや管内測量後、本管(調整スペーサー付塩ビ管)を挿入布設します。
1本目推進完了後、ケーシングロッドを切り離し、推進機本体を後退させます。後継管(2本目以降)を接続し、更に推進。この作業を目標に到達するまで繰り返します。
本管(調整スペーサー付塩ビ管)を挿入布設後、さや管と本管の空隙部を充填し完了。管渠とします。
推進完了(到達)
ケーシングロッド及び偏芯管を回収します。(ケーシングロッドは発進立坑まで引抜き回収します。)
さや管内測量後、本管(調整スペーサー付塩ビ管)を挿入布設します。
本管(調整スペーサー付塩ビ管)を挿入布設後、
さや管と本管の空隙部を充填し完了。管渠とします。
施工ムービー
Movie
現場の様子
Field work
大型車での搬入・搬出の様子です。このトラックに載せていわきから全国各地の現場まで向かいます。
鋼を切断中。これを丸く切断し、切断した穴の部分に鋼管を入れます。とにかく熱いので火傷に注意です!
鋼管貫通後、本管を正式な位置に挿入するための測量の様子。本管を正式な位置に入れることが我々推進屋の1番の仕事です。
鋼管を立坑内に下ろす作業中です。吊り荷には必ず介錯ロープを使用し、安全に立坑内に降ろします。
引抜充填工事
Specific work
既設菅破砕
古くなった管を破砕し、鋼管をマシンで押し込みます。到達、管口閉塞
到達立坑に鋼管を通した後、到達側の管口を閉塞します。引抜充填
鋼管をマシンで引抜きながら、地山の代わりとなる注入材を充填します。施工完了
古くなった管の撤去が完了します。
推線路下や道路の地下にあるコンクリート製の埋設物、ガス管、水道管をSH工法で撤去し、土質に合った注入材を鋼管を引き抜きながら注入する特殊な工事を行っております。
また、新設管を埋設してから鋼管引抜き充填をすることも可能です。
近年では不要な既設管を地中に残さない対策が行政をはじめ、民間企業にも広がっています。
理由としては、時間が経つと既設管が潰れ、道路や線路に影響を及ぼし、また地中に不要なものを残すことは自然環境にも良くないとされているからです。
常磐ボーリングでは推進工事を応用し事故の削減、環境対策にも力を入れております。
また、新設管を埋設してから鋼管引抜き充填をすることも可能です。
近年では不要な既設管を地中に残さない対策が行政をはじめ、民間企業にも広がっています。
理由としては、時間が経つと既設管が潰れ、道路や線路に影響を及ぼし、また地中に不要なものを残すことは自然環境にも良くないとされているからです。
常磐ボーリングでは推進工事を応用し事故の削減、環境対策にも力を入れております。