最近、スポーツの世界で侍という文字が多く使われるようになった。侍といえば勇猛果敢な戦国時代の武将が連想され、日本を代表して戦う選手に強いイメージを思い浮かばせるのかもしれない。
戦国時代の武将を好きな日本人は多いと思う。乱世を生き残るために、さまざまな工夫をこらして勝ち得た戦国大名の生きざまを称賛し、参考にする日本人も多いと思う。
これらのことは現代人と通ずるものはないだろうか。共通して言えることは、その時代を的確にとらえ、様々なことを鑑みて生き残りを果たすことである。
近年、すべての産業に近代化の波が大きく押し寄せてきている。創業者が残した言葉に「世の中が求めているものを造れ」というものがある。いつの世も、その時代に合った事業をすること、世の中に受け入れられていること、そのことが、いかに大切であるかとの教えである。地方の小さな企業が、2017年に60周年を迎え、長きにわたり事業の継続できたことに、少なからず誇りもあるが、どんなに小さなことでも、世の中から求められる企業であり続けることが信念でありたい。
創業者の経営理念である「仕事にこれで満足ということは一つもない。絶えず勉強、日々努力である」これを大切に、今後も受け継がれるよう日々努力していく所存である。